今回の騒動について、私に関して言えば、「鉄拳を食らわせても、親は患者を社会で働かせよ」という発言に危険を感じたことにある。
これについては、どうなんだろう?
皆さんは、「鉄拳を食らわせても、親は患者を社会で働かせよ」と思っているのだろうか?
患者の親と言うのは、患者に対して、どうして良いか、とても悩んでいます。
そこに、影響力のある患者側のブロガーが、「鉄拳を食らわせても、親は患者を社会で働かせる」と発言し、悩んで迷っている親が影響を受けたなら。
そうなれば、患者の皆さんが心配している不幸な患者さんが増えてしまうような気がするのだけど、それはどうなんだろう?
私が論点にしていたのは、そのことだけだったのですが・・・
それが、何故か、薬肯定派、薬否定派とかなっている・・・
薬を飲ませない親は、薬否定派とかではありません。だから、薬を飲んでいる人を非難したことはありません。
それにも関わらず、薬肯定派の人は、薬を飲ませない親を痛烈に批判し、憎しみまで持たれている。
でも、それが今回何故だか判った。
患者さん自身が無投薬の時に、とても苦しかったから、子どもの立場に立って、心配してくれてたのですね。
それは、とても、優しいありがたい気持ちだと思います。
そして、ご自分が辛かったから、子供たちも辛いのに、親は子どもの気持ちを無視して、無投薬だと思われている。
それは違うのですよ。
親も前は、子ども達に薬を飲ませたのです。しかし、薬を飲ますことで、どんどん病状が酷くなっていった。そんな子どもも居るのです。
そういう事実もあることも判って欲しいのです。
反対に、貴方が薬で症状が落ち着かれたなら、それは、羨ましいぐらいです。
我が家で言えば、折角、症状が落ち着き、息子の気持ちも第3者を受け入れられるようになってきたところで、ここ2-3日、症状が悪くなってきました。
やはり、虫が気になるようです。
息子は、内科や大学病院に行きたがったので、日曜日の深夜に、終電間際の地下鉄に乗り、大学病院の入り口まで着いた所で、息子は「明日に来る」というので、終電でアパートまで戻って来れました。
翌日、大学病院に行く前に、私が連れて行きたかったメンタルクリニックに行った後に、大学病院に行こうと提案し、息子は、そのまま精神病院に入れられることを恐れて、断固、拒否しましたが、もし、精神病院に入れられたら、100万円上げるからと説得して、何とか、メンタルクリニックの診察までこぎつけました。
実際に、精神科医者に息子を診てもらい、経過などを話して、医者も資料などを確認しながら、原因は、アンフェタミン系による統合失調症だと思われますということで、私の見解と同じでした。
但し、一度、統合失調症の症状になってしまったなら、統合失調症の治療は必要ということで、まずは、ロナセン4mgを1週間分、処方されました。
とりあえず、患者さんの状況も理解してくれる医者のいうことなので、1週間、ロナセン4mgを飲ませてみます。
息子も1週間後の予約は同意していました。
アパートに帰った息子は、やはり気になると言うことで、もう一度、大学病院に行きました。
診断時間ではないことと紹介状が無いことで、一旦、アパートの方に戻り、アパートの近くの内科で、心療内科の紹介状を書いてもらいました。
今日、もう少ししたら、大学病院へ行って来ます。体は問題無いと思いますが、息子が納得しないので仕方が無い・・・
とにかく、ロナセン4mgで、少しでも息子の恐怖感がなくなれば良いと思っています。
私は、薬害ということも知ることで、精神科医の医者選びは、慎重になりました。
だから、親の立場としては、薬害があるということを知っておく必要はあると思います。
私たちは、投薬を否定しているものではありません。
薬害というものもあるということを知った上で、精神科医を選んで欲しいのです。
私の論点は、私に関して言えば、「鉄拳を食らわせても、親は患者を社会で働かせよ」という発言に危険を感じたことにある。
ということです。
ですので、論点のズレたところで、非難されることは、非常に不本意であり、また、投薬されている患者さんを非難することも、息子を実験台にすることも、していないということを理解してもらえれば幸いです。
(追記)
詳しくは今日の日記に書きますが、今日、大学病院へ行ってきて、総合病院の窓口担当の看護婦さんに持ち込んだ血液結果も照らし合わせながら、体には虫が居ない点について説明してもらいました。
息子の希望で、今から、他の場所へ血液検査に行きますが、抗精神病薬を飲まなくても、病院側の説明でも、妄想患者も納得できる分もあるかと思いました。
また、私は今回、虫の幻覚の関係で、息子をメンタルクリニックに連れて行きましたが、例えば、でこぼこ家族日記さんの娘さんには実際お会いしていますが、内の息子のように幻覚に脅えているわけではなく、明るく、投薬の必要は無いだろうなと思いました。
再度、繰り返しますが、抗精神病薬を飲まれて安定されている方は、本当に羨ましいと思います。私も息子が皆さんのように安定してくれればどれだけ助かったか。
皆さんのように、安定されている方も居ますが、一度、薬害の講演とかにも参加してみてください。うちよりも大変なご家庭がたくさん居ます。
そのご家族の辛い叫びを、是非、ご自分の耳でお聞きしてください。
このことは、統計で何%とかそういう話ではなく、仮に1%であったとしても、薬害で苦しむ家族の居ることは、認めてください。
貴方達が薬を飲んでいて安定しているからと言って、薬害で苦しむ家族の存在を無視してしまったら、薬害で苦しむ方々が、あまりにも可哀想です。
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