その後
昨年12月中旬、アパート前の奇妙な行動を通報された息子は、措置入院となりました。
3月初旬に措置が解除されると同時に、退院。
そのまま、アパートには戻さずに、リハビリ施設に入りました。
措置入院時の主治医の診断は、統合失調症ではなく、
「F16 幻覚薬使用による精神及び行動の障害」
と診断され、
正に、私が言い続けてきたADHDのアンフェタミン系の抗精神病薬による障害と診断されました。
入院中の抗精神病薬は、ジプレキサやエビリファイではなく、
副作用が少なく、依存症に効きやすいというロナセンを朝4mg、夕方8mg飲んでいた模様。
この診断のお陰で、統合失調症としての治療はされず、
措置解除後の退院から、リハビリ施設への移動も、すんなりできました。
リハビリ施設へ移動して、4月下旬、退院から45日後に息子と再会しましたが、
リハビリ施設の生活にも、少しずつ馴染んできているようで、
施設を出たいという発言もなく、
施設からは、2週間に一度の通院もあり、抗精神病薬は継続して飲んでいるようですが
(たぶん、ロナセン)
少しずつ回復の道を歩んでいる様子でした。
長年に渡る先の出口の見えない状態でしたが、ようやく先に光が見えてきた状態です。
私の息子のケースを振り返るなら、日本に移動後、
2015年3月からオランダ行きも含めた息子のアパート通いの信頼関係があったからこそ、
その後の措置入院時、そして、施設移動後も、親子の信頼を取り戻しつつあります。
措置入院時、アメリカから日本に2週間ほど一時帰国しましたが、
その時は、息子のリクエストで、ネットからイラストをダウンロードして、
PDF化して、コンビ二でプリントアウトしては、2週間毎日病院を訪問しました。
私が帰米した後も、アメリカからPDF化したイラストを、日本に居る妻に送り、
妻も、3日に1度ほど、病院を訪問し、
息子と交流できる状態まで戻りました。
統合失調症としてジプレキサ等の抗精神病薬の投薬による治療を続けていたら、
今の回復に辿り着いたか疑問であり、
初期の診断を疑い、また、適切な診断のできる主治医と巡り会えたことが、
今の回復に辿り着いたと思います。
症状だけを見て、統合失調症の疑いありと診断した精神科医は、
日米合わせて、5-6名居ましたが、
その診断を疑い続け、結果、最後に適切な診断ができる主治医に辿り着いたことで、
回復の道を歩むことができるようになりました。
現在、施設での共同生活も2ヶ月経ち、問題行動も無く、共同生活を行っております。
食事は、仲間と自炊しているそうです。
自立の日も来る日が来ると、希望が持てる毎日です。
息子の施設移動後、3月28日に、妻もアメリカに戻ることができました。
私は、6月に日本帰国し、また、息子に面会の予定です。
9月には、スタッフと施設の仲間と、北海道でのフォーラムに参加するそうです。
諦めないことの大切さを感じました。
当事者の保護者の皆さんも諦めることなく、頑張って下さい。
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1. 良かったですね!
とりあえず、方向性が見えてきて良かったですね。
私もロナセン(2mg)を1錠服用しています。
ロナセンは副作用の少ない薬です。
私も色々試しましたが、ロナセンが今のところは一番良い感じです。
お父さんも体に気をつけて、お元気でね。